4-3 運転中の注意事項
- 1 常用出力と回転数
- エンジンに無理の掛からない速力で航行することが大切で、連続最大出力の80~85%程
- 度で航行するのが燃費効率もよく、常用出力と呼ばれる。このときの回転数は連続最大出力時
- の回転数の93~95%程度に相当する。運転中はフルスロットル時の回転数から約1割下げ
- た回転数を目安にするとよい。
- 2 計器の監視
- (1)冷却水温度計規定内の温度を示しているか確認⇒オーバーヒートのチェック
- (2)油圧計規定の圧力を示しているか⇒オイル漏れ(オイルの量)、オイルが正常に循環しているかのチェック
- (3)電流計-を示していないか、大きく+を示していないか⇒オルタネーター(発電機)が正常に作動し、バッテリーが充電されているか、漏電その他電気を消費しすぎていないかのチェック
- (4)電圧計規定の電圧を示しているか、バッテリーの電気容量のチェック
- (5)燃料計燃料の残量を確認し、航行できる残時間数をチェック
- (6)回転計エンジン回転数と船の速度がいつもと同程度かをチェックエンジン回転数にばらつきはないかのチェック
- 3 異音・異臭・異常振動の監視
- (1) 異音異音がしていないかをチェック、異音がある場合は、原因を調べる。
- (2) 異臭異臭をチェック、異臭がする場合は、原因を調べる。
- (3) 異常振動船体の振動や振れなどに異常がないかチェック、異常振動がある場合は、原因を調べる。
- 4 異常を感じた場合の処置
- 異音、異臭、振動異常等を感じた時は、エンジンの回転数を徐々に下げながら、異常が変化するかどうかを確認する。また、エンジンを中立にしてプロペラを停止させた状態で変化があるかを確認して、それらに基づき原因を調査する。原因が特定できない場合はできるだけエンジンを停止せず低速で速やかに帰港するか最寄の港や陸地に向かう。

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