3-2 船体保存手入れ及びロープの取扱い
- 1 船底・外板の手入れ
- (1)上架(陸揚げ)した場合、船体外板の汚れや錆、船底に付着した海洋性生物などを取除き、清水で洗浄して塩分を洗い落としておく。係留保管する場合など必要に応じて船底塗料を塗布する。同時に保護亜鉛の点検を行う。
- (2)金属部分は清水で洗浄し塩分を取除き、防錆剤を塗布する。
- (3)保管中はカバーを掛けほこりや雨水の侵入を防ぐとともに、直射日光による紫外線の害を防ぐ。
- 2 船倉の手入れ
- (1)雨水などが浸入しないようにしておく。
- (2)湿気が溜まりやすいので、時折ハッチを開放して乾燥させる。
- 3 タンクの手入れ
- 長期の使用によりタンクの底にはスラッジが溜るので、定期的に底栓(ボットムプラグ)を抜いて点検整備する。
- 4 結索の方法と用途
- (1)もやい結び(ボーラインノット)ロープで輪を作る結びで、船舶で使用される代表的な結索法である。結びの王様(キングオブノット)とも呼ばれ、いくら力がかかっても輪の大きさは変わらず、解くときは簡単に解くことができる。
- (2)まき結び(クラブヒッチ)一時的にロープを止めるときなどに使用する。ゆるいと結んだ位置が変わったり、強い力が加わった場合、締まって解けなくなることがある。
- (3)錨結び(フィッシャーマンズベンド)アンカーにロープを取り付けるとき等に使用するが、丈夫で強い力が加わっても簡単に解くことができる。
- (4)一重つなぎ(シングルシートベンド)・二重つなぎ(ダブルシートベンド)ロープの端と端をつなぐときに用いる。強い力がかかっても簡単に解くことができる。一重つなぎでは解けるおそれのある場合は二重つなぎにする。
- (5)クリート止めクリートにロープを止める結び方である。
- (6)本結び(リーフノット)日常用いる最も一般的な結び方である。ロープの端と端をつなぐときに用いるが、ロープの太さが異なるときや滑りやすいロープの場合は解けてしまう。また、強い力がかかると解けなくなる。
- (7)止め結び(オーバーハンドノット)ロープの端を一回結んだもので、小穴にロープを通した場合に抜けるのを防ぎ、ロープの滑り止めの手がかりや端がほつれるのを防ぐときに用いる。結びが締まると解けにくいことが欠点である。
- (8)8の字結び(エイトノット)用途は、止め結びと同じであるが、結節が少し大きくなり、結びが締まっても解きやすい。

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