2-4 水路図誌
- 1 海図
- (1)海図には、沿岸の形状、顕著な目標物、水深、底質、障害物など航海をする上での必要情報が記載されている。
- (2)海上で位置を表す場合、海図上のその地点の緯度と経度で表す。地点の真横の緯度目盛りで緯度が、真上または真下の経度目盛りで経度を読み取る。
- (3)海図は、縮尺によって数種類あるが、使用するときは航行海域が大きく詳細に記載された最新のものを使用する。
- 2 海図基準面
- (1)水深
- 海図の水深は、これ以上、下がることがないと考えられる水面(最低水面)からの深さをメートルで表したもので、実際の水深は、通常、これより深い。
- (2)海岸線
- 海岸線は、これ以上、上がることがないと考えられる水面(最高水面)における海と陸との境界を示す。実際の海岸線は、通常、これより海寄りになる。
- (3)障害物
- 干出岩:最低水面で水面上に露出する岩
- 暗 岩:最低水面になっても水面上に露出しない岩
- 洗 岩:最低水面になると水面と岩がほとんど同じ高さになる岩
- (4)物標の高さ山や島あるいは灯台の高さは平均水面(潮汐の干満が無いと仮定した海面)からの高さをメートルで表す。
- 3 海図図式
- (1)底質M(泥) R(岩) S(砂) St(石) Sh(貝殻) Co(さんご)
- (2)干出岩
- (3)暗岩
- (4)洗岩
- (5)沈船
- (6)漁港
- (7)マリーナ
- (8)上げ潮流
- (9)下げ潮流
- 4 潮汐表
- 各地の代表的な港(標準港と呼ぶ)の一年間の潮汐(潮時・潮高)や潮流(流向・流速)が記載されている。したがって、毎年刊行される。標準港以外の潮汐は、記載された改正値を使
- 用して算出する。
- 5 小型船舶用航海参考図書
- (1) ヨット・モーターボート用参考図(通称ヨッティングチャート)財団法人日本水路協会が発行している。B2サイズで持ち運びが楽で水に濡れてもよい材質で、裏面には海上から見た陸地の写真や対景図(スケッチ)が掲載されている。
- (2) プレジャーボート・小型船用港湾案内財団法人日本水路協会が発行している。港則法・港湾法・漁港法の対象となる港や主なマリーナ等が掲載されており、必要に応じて、目標物、危険物、注意事項、補給、修理、特別な海象などが記載されている。

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