2-3 航路標識
- 1 航路標識の種類
- (1)灯台灯火を発するもので、船舶が、陸地や主要変針点又は船位を確認するときの目標とするために沿岸に設置されたものと、港湾の所在や港の入り口を示すために設置されたものがある。
- (2)導標・指向灯導標は、航路の延長線上に2基1対で設置された標識で、航路の両側に障害物がある場合に導標のトランシットを利用して安全に航行することができるようにしたもので、灯光を発するものを導灯という。指向灯は、航路の延長線上に設置され、航路を白色光、左側の危険区域を緑色灯、右側の危険区域を赤色灯で照らす。航路から外れると有色光が見える。
- (3)その他障害物や航路の存在を示す「灯標・立標」「灯浮標・浮標」などがある。
- 2 浮標式の種類・水源
- (1)浮標式の種類1)側面標識①左げん標識 ②右げん標識2)方位標識①北方位標識 ②東方位標識 ③南方位標識 ④西方位標識3)孤立障害標識4)安全水域標識5)特殊標識
- (2)水源標識の右げん(左げん)とは、水源に向かって右側(左側)を表す。水源とは、港や湾の奥部、河川の上流を指し、瀬戸内海は、神戸港を水源としている。
- 3 灯略記の表示方法とその意味
- 海図などに記載される灯台や灯浮標の灯質や灯色などは「灯略記」と呼ばれ、次のように表示される。
- 灯台や灯浮標は、固有の灯色や光り方が定められており、これを灯質という。
- 3 通行方法と利用上の注意
- (1)左げん標識1)水源に向かって、航路又は可航水域の左端を示し、その右側が安全である。2)標識の塗色は、緑3)頭標(トップマーク)は、緑の円筒形1個
- (2)右げん標識1)水源に向かって、航路又は可航水域の右端を示し、その左側が安全である。2)標識の塗色は、赤3)頭標(トップマーク)は、赤の円錐形1個
- (3)北方位標識1)標識の北側が可航水域であること、標識の南側に障害物があることを示す。2)標識の塗色は、上部が黒、下部が黄3)トップマークは黒の円錐形2個縦掲、両頂点上向き
- (4)東方位標識1)標識の東側が可航水域であること、標識の西側に障害物があることを示す。
- 種 別 略記 定 義
- 不動光(Fixed) F 一定の光度を維持し、暗間のないもの
- 単閃光(Single Flashing) Fl 一周期内に一つの明間を持つ閃光
- 群閃光(Group Flashing) Fl(2) 一周期内に複数の明間を持つ閃光
- 単明暗光(Single Occulting) Oc 一定の光度を持つ光を一定の間隔で発し、明間が暗間よ
- り長いもの
- 等明暗光(Isophase) Iso 一定の光度を持つ光を一定の間隔で発し、明間と暗間の
- 長さが同一のもの
- 群明暗光(Group Occulting) Oc(2) 一周期内に複数の明間を持つ明暗光
- 不動互光(Alternating) Al 一定の光度を持つ異色の光を交互に発するもの
- Fl (3) R 15s 32m 17M
- 光達距離(マイル)
- 灯高(メートル)
- 周期(秒)
- 灯色(白・赤・緑・黄の4色)
- 群数
- 灯質
- 2)標識の塗色は、黒地に黄横帯一本3)トップマークは黒の円錐形2個縦掲、底面対向
- (5)南方位標識1)標識の南側が可航水域であること、標識の北側に障害物があることを示す。2)標識の塗色は、上部が黄、下部が黒3)トップマークは黒の円錐形2個縦掲、両頂点下向き
- (6)西方位標識1)標識の西側が可航水域であること、標識の東側に障害物があることを示す。2)標識の塗色は、黄地に黒横帯一本3)トップマークは黒の円錐形2個縦掲、頂点対向
- (7)孤立障害標識1)孤立した障害物があることを示す。2)標識の塗色は、黒地に赤横帯一本以上3)トップマークは黒の球形2個縦掲
- (8)安全水域標識1)障害物のない水域、航路の中央や港湾の入口などを示す。2)標識の塗色は、赤白縦じま3)頭標(トップマーク)は、赤の球形1個
- (9)特殊標識1)工事区域、土砂捨場、パイプラインの表示及び海洋データ収集ブイなど特定の目的のために使用する。2)標識の塗色は、黄3)トップマークは黄の×形1個

HOME
前のページへ