1-5 曳航時の操縦
- 1 船舶の曳航
- (1) 十分な強度のあるロープで、長さは両船の長さの和の3倍程度とする。
- (2) 曳航ロープが船体の中心線上に来るように、十分な強度を持つビットやクリートあるいは船体構造物を利用してロープを取る。
- (3) 曳き始めは極低速で行い、ロープが張ったら徐々にスピードを上げる。航行中は常にロープの状況を確認し、海面が荒れるなどでロープが跳ね上がるようならロープを延ばし、速力を下げる。
- (4) 霧などで視界が悪くなったり、港内など狭いところを航行するときは、ロープを縮め、速力を下げる。
- (5) 被曳航船の荷物や人員は操舵者と見張りを除いて曳航船に移し、船首が海面に突っ込まないようにややとも足にする。
- (6) 曳航中の変針は小刻みに行い、被曳航船は曳航船が変針した地点に来てから舵を切る。
- (7) 曳航作業を終えるときは徐々に減速し、被曳航船が追突したり、曳航ロープがプロペラに絡まないように注意する。
- 2 遊具等のトーイング
- (1)混雑している水域や、障害物のある水域ではトーイングを行わない。
- (2)トーイングするときは、引く船に専属の見張りを行う者を乗船させる。
- (3)遊具等に乗っている者との連絡を確保するためジェスチャーによる合図を決めておく。
- (4)トーイング中は急発進、急停止、急旋回などの操縦を決して行わない。
- (5)操縦性能が変化することに注意する。
- (6)引かれるスキーヤーなどの能力に応じた操縦をする。
- (7)周囲の安全確認は、ロープの長さや旋回径を考慮する。
- (8)トーイングロープのプロペラへの巻き込みに注意する。
- (9)終了時やロープの回収時はエンジンを停止し、スキーヤーなどを船内に収容するときも必ずエンジンは停止する。

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