1-4 狭視界時における操縦、狭水道及び河口付近における操縦
- 1 狭視界航法
- (1)速力を落とす。視界の効く範囲内で危険回避ができる速力とする。
- (2)見張り員を増員し、窓を開け、耳を澄まし、測深を行い、レーダーを利用するなどあらゆる手段を用いて衝突や乗揚げの危険から回避する。
- (3)霧中信号を行い、自船の存在を知らせる。
- (4)自船の位置の把握に努め、周囲の状況や船位が判らなくなったときは、エンジンを中立にし、停留して視界の回復を待つ。
- (5)流れのあるときなど、停留が困難な場合は錨泊するが、エンジンはいつでも使えるようにしておく。
- 2 狭水道航法
- (1)通過準備として潮流や船首目標(重視線)を調べておく。
- (2)潮流が反転するため流れが停まる憩流時や弱い逆流時は、もっとも操縦しやすい。
- (3)流れに乗って航行する順流時は、舵効きが悪く操縦が難しくなる。
- (4)操縦への影響は、潮流の流速が早いほど大きく、また、自船の速度が遅いほど大きくなる。
- (5)大角度変針を避け、小刻みに変針する。
- 3 河口・河川航法
- (1)河口は、川の流れと海の波がぶつかり三角波が立つことがあり、できるだけ波の立つ時間帯を避けて航行する。やむを得ず航行する場合は沖合いで 周期を観察し、低い波の状態の時に通過する。
- (2)干満差の大きいところでは、干潮時は水深が浅くなるので潮汐を確認しておく。
- (3) 潮汐のため、時間により河川の流れの速さが変わる。また、上流へ向かい逆流する場合がある。
- (4) 河川を航行する場合は、湾曲部は内側が浅い場合が多く、また、中央部が浅い河川など場所により水深が変わるので事前の情報収集が大切となる。

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